薬物依存についての情報
新聞やTVでも話題になっていますが、最近再び覚醒剤がらみで補導される若者が増加傾向にあります。欧米諸国では、若者の薬物依存は社会的に大きな問題として認識されていますが、日本は薬物依存についてこれまであまり問題になることがありませんでした。しかし、日本人が薬物依存におちいりにくい人種だというわけではありません。第二時大戦後のヒロポン(methamphetamine)依存症の蔓延は、世界的にも例を見ないほど大量の依存症患者を作り出しましたし、日本では公になっているよりもかなり多くの薬物依存症の患者がいるのではないかとも言われています。
薬物依存は、若者の精神保健の問題の中心的なものの一つになる可能性もありうると考えられます。 依存症になってしまってからの治療は、容易ではありません。さらに、最近覚醒剤が新しい形で使われるようになってきており、覚醒剤とは知らずに使用してしまうようなケースが高校生にも見られるようになっています。 依存性のある薬物に関する情報は、アンダーグラウンドでの口コミ、インターネットやパソコン通信、あるいは怪しげな書籍を通じて拡がります。その中には、かなり危険な情報も含まれているようです。このページでは、依存薬物や依存(嗜癖)自体についての情報を提供していきます。あなた自身が薬物依存のことを知り、あなた自身やあなたのまわりの子どものためにできることを考えてください。 |
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我々のクリニックは薬物依存専門のクリニックではありません。むしろ、すでに依存症に陥っている人に対してはほとんど何もすることができません。すでに依存症と思われる方は、適当な治療施設を探されることを進めます。依存症は、依存症専門の病院や診療所を受診される方が賢明かと思います。適当なところが思い当たらない場合は、最寄りの保健所、または精神保健センターに問い合わせてみてください。